シノノメアーカイブ(用語解説)
作中に出てくる用語や単語など、コメント欄に出てきた疑問などをネタバレしない程度に解説するコーナーです
「この部分の解説が欲しい!」というのがあれば、コメント欄にてリクエスト頂けるとありがたいです


  「能力者」      第1話の時系列から約2年前、世界中の16〜18歳のとある人間に何らかの能力が宿った者達を指す。


「能力者狩り」    三人の能力者(デュアル)が同時に発見されたその日(○月○○日)
世界の若者が「体の一部」か「精神の一部」を欠損”した。

世間はこの現象を「発端の刻」と称し、
対象外の若者やその親族、更には社会そのものからも害悪であると見なされ、
政府の対応よりも先に発足したのが、能力者狩りであり、能力者は能力の
使い方さえもわからず、抗う技術もないまま
大人達や能力を持たない若者達からその儚い命を奪われようとしていた。

それに対し能力者狩りを止める為に自衛軍を投入した政府は
1年をかけなんとか能力者の死者を最小限に抑えたが、
それ以前に能力行使を覚えた能力者達が行ったその復讐による
一般人の死者は、能力者死亡数を遥かに上回っていた。

その中で最も多くの殺害を行ったデュアル能力者は
政府が設立した能力省に隔離、その内の一人の東雲沫は
約1年間に渡る慎重なメンタルクリニックの末に社会復帰を実現する、
後に世間から「親殺しの沫」と呼ばれながらも
能力省能力者対策課の一員としてその身の更生を図る事を決意。

この一連の事件を
「能力者狩り」と称し今でも語り継がれている。


「具現化能力」    主に操る事が出来る対象を固定されいる能力を指す
「既に存在している物体」に触れたり、意識・認識する事で操る事が出来る能力
「水」を操る能力は「水」しか操る事は出来ないが、「液体」を操る能力であれば
「水」の他にも「血」や「ジュース」など、「水を含むもの」も操る事が可能である事が判明している
しかし、上記の線引きも曖昧なもので、能力省で今後も様々な研究が行われている。


「破壊能力」     対象がそこに存在しなくとも、意識を集中する事で対象を生み出し操ったり
透視やポルターガイスト、未来予知などといった一般人にとっても能力者にとっても
常識を破壊している能力、という事から「破壊能力」という由来がある。


「欠損部位」    能力を得た者だけに現れる、身体の欠落部分の事を指す
現在、具現化能力か破壊能力かによって、欠損する部分には法則があることが判明している

具現化能力であれば身体の部位、腕や足などを欠損する
破壊能力であれば精神の欠損、感情の一部やその全て、食欲や性欲などそういった欠損がある者も確認されている。

上記の精神欠損には、視認では確認する事が困難であるため、未だに自分が能力者であることに気づかない者も
多いため、現在約3万人の能力者以外にも、もっと多くの能力者が存在している可能性が高い。


「隔離区域」    通常、能力者は一般的な場所・公共交通機関への立ち入りを禁じられている
しかしそれでは能力者の生活に支障が生じる為、一部の地区を能力者の立ち入る事の出来る
「隔離区域」を政策した。それによるその隔離区域に住んでいた一般人はすぐさま別の場所へ退去した
その為、能力省の人間(能力者生活支援課)が主に能力者達の面倒を見ている
隔離区域には一般人がいない為、ほぼ能力者達による無法地帯となっている。


「赤札」       現在東雲 沫の通う学園で問題となっている能力者が能力と能力者としての記憶を奪う謎の赤い球体、
能力を失った能力者は欠損部位を残したまま、発端の刻以降の記憶を失っている為、錯乱状態に陥る
者も多いため、能力省はこれを重い問題と捕らえ今も尚その対策に講じている。


「懲罰部隊」   政府の設立した能力省とは別に、自衛軍が独自に設立した能力者に対抗出来る精鋭達を集めた特殊部隊である
基本的には能力省と協力して能力者の関与する事件に関わっている
能力省とは違い、この部隊は世界中に設立されており主にアメリカやロシアとの合同訓練も頻繁に行っている。

この懲罰部隊が任務に着用している強化スーツは、元はロボット工学などの自立機会の開発に携わっていた
企業(ボルテック社)が発端の刻以降、能力を得た者の身体の欠損部位を補完する為に、
機械の義手や義足などを製作するようになり、肉体強化を施すその強化スーツも製作し、全世界の懲罰部隊に
その強化スーツを無償で提供している。





以下、随時更新していく予定です。

inserted by FC2 system